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小学生(1965年から1970年) 日々の暮らし 日常 自分史

小学二年生

進級でクラス変えがあって、担任が変わった
地獄から天国へ。今度の先生はやはり女性だったけど普通の先生だった。
給食も減らしてもらえたし、残すのも頑張って食べればOKだった。
旧校舎の1階が1、2年生の教室で
トイレも学校の怪談に出てくるような和式で木のふたがついてて、扉も木
トイレに行く時は必ず2人一緒に行く決まりがあった。
汲み取り式便所だったし事故が昔あったんだろうと想像するけど
臭いもキツいし
だけど怪談話は不思議となかった

この時仲良くなった子が母子家庭で独身寮の寮母を母親がやっていて寮に住んでいた
その子は髪の毛がなかった
小さい頃、母親が天ぷらを揚げていてその油を被ってしまったらしい
顔は無事で頭だけだったらしい
子供は残酷だから遠慮なく聞くし素直な事を言う
その子はあまり気にしてなくて明るい性格でよく一緒に遊んだ。
何故か私は、父親がいない子と仲良くなることが多い。
そんなことは知らなくて仲良くなって知ったって感じなんだけど
私の父親は、遊び人(笑)だけど子供好きで私の友達とも仲良くなって遊びに一緒に連れて行ったり工作を手伝ったりしてくれた
高校生の時の親友も父親を早く亡くしていて、私の父親を実の父親みたいだと言ってくれた。
彼女は若くして父親と同じ病気で亡くなった。
私の父は本当に悲しんでお墓参りにも一緒に行った
卒塔婆の前で父は寂しいなとぽつりと呟いた


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